スイッチング方式大電力定電流電源装置

290V, 900A, 安定度 1×10^-5 (= 0.001%)

製品概要

• スイッチング制御で高安定度を実現した大電力高精度定電流電源装置です。
• スイッチング素子にIGBTを用いており、低損失、高力率です。
• サイクロトロン型加速器のメインコイル励磁用等、加速器の電磁石励磁に幅広く使用されています。

　　　

IGBTチョッパ電源

出力制御にIGBTを用いてスイッチング制御しています。

受電電源との絶縁には商用トランスを用いて、この２次側電圧を整流して直流電圧としてこれをスイッチングし平滑後、高周波フィルタを介して負荷に電力を供給しています。
このようなタイプの電源装置を当社では、IGBTチョッパ電源と称しています。

スイッチング方式のため、高効率、高力率で、負荷変動に強い設計となっております。

IGBT素子への接続は、銅帯を層構造として低インダクタンス化を図った構成として、 ノイズの発生を最小限とし、平滑回路等と共にブロック構造としております。

このブロックを当社独自のIGBTバランス形並列接続方式を用いることで、大電流でも非常に安定な動作を行っております。 出力電力は、20kWから1000kW程度まで、直流電源や台形波等のパターン出力電源に多数使用されております。

本電源装置の主な仕様

受電	電圧	AC415V±10%、三相、50Hz、不平衡±3%
	受電容量	323kVA
	電力効率	85%以上
出力	制御方式	IGBTによるチョッパ方式、定電流制御
	出力電圧	290V
	出力電流	900A
	安定度	1×10-5／8hr 以下
	電流リップル	1×10-5pp 以下
	電流再現性	0.05A 以下
冷却方式：水冷	水温	25～30℃
	締切圧力	1.0MPa（10Kgf／cm2）
	必要流量	23L／m 以上

この他の主な製造実績

電圧	電流	電力	安定度	電流リップル
600V	1170A	702kW	±1×10-4／h	1×10-4rms
260V	650A	169kW	±1×10-4／h	1×10-4rms
100V	1000A	100kW	±1×10-4／8h	1×10-4pp
75V	1000A	75kW	±1×10-4／8h	1×10-4pp
110V	600A	66kW	±1×10-4／h	1×10-4rms
135V	430A	58kW	±1×10-4／h	1×10-4rms
65V	500A	32.5kW	±1×10-4／h	1×10-4rms

※Ether-Net、FL-Net、CCリンク、RS232C等、PLCポート取合、各種光伝送ボード取合等、各種インターフェイスに対応できます。 特別仕様、OEM対応等柔軟な設計が可能です。